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2026年9月号 (第246号)

技術の玉手箱 /  切削油剤のWhat?&How?

あなたは目玉焼きに何をかけますか?

醤油?ソース?……これらは論争になるくらい昔から定番ですね。

そのほかシンプルに塩とか、マヨネーズやケチャップ、異国の怪しげなスパイスなど……「何を(What)」かけるか?の選択肢は今や様々です。

では「どのように(How)」かけるか?についてはいかがでしょう?

普段よほど意識することは少ないでしょうが、こちらもやはり一様ではありません。

・ポタッと雫を置くだけ・・・(素材本来の味を極力活かしたい“食通”向き)
・ぐるりと回しかけて・・・(これ多数派でしょ)
・どっぷり浸かるくらいに・・・(塩分取りすぎ注意!)
・スプレーで全体に噴霧して・・・(特殊な道具を要す)
・顔や文字を描いてデコる・・・(ケチャップだとついつい)

さて切削加工においても「何を(What)」「どのように(How)」かけるか?を気にしなくてはならない大事な要素が存在します。

それが「切削油剤」です。

その適否は安定した加工環境が得られるかどうかを大きく左右します。ドリルを用いた金属材への穴加工を例に見てみましょう。

切削油剤の種類

切削油剤の種類

切削油剤には大きく分けて水溶性と不水溶性があり、水溶性は冷却効果・洗浄性に優れ、不水溶性は潤滑効果・防錆作用に優れます。

切れ刃が相手材料に深く潜り込みながら切り進むドリル加工では、潤滑性とあわせて冷却効果が求められます。

よって、上記のように水溶性油剤を基本推奨(中でもエマルションタイプが最適)しています。

ちなみに不水溶性油剤の場合は冷却効果が薄くなるため、加工中の切削熱自体の低減を図るべく、切削速度のダウンを推奨しています。

切削油剤のかけ方のポイント

切削油剤のかけ方のポイント

ロングドリルを用いて外部給油で深穴加工する場合は、切れ刃での切削位置が大きく移動していくことになるため、かけ方に注意が必要です。加工中にノズルからかかる位置がズレて供給が途切れてしまわないよう、上図を参考に、“常に穴入口に注がれるよう”意識しましょう。

一方、油穴付きドリルを用いた内部給油では、切削点近くに油剤を常時供給することが可能となります。一般的に3MPa程の給油圧があれば切削熱の上昇を抑え、発生した切りくずは溝を通してシャンク側にスムースに排出することができるため、深穴加工であっても基本的にステップ不要となります。

なお、油穴付きドリルを内部給油でなく、あえて“外部給油”でお使いになられているケースをしばしばお見受けしますが、決して好ましくありません。深穴になればステップを要することで早期損耗は避けられませんし、生じる微細な切りくず片やスラッジ(油や錆びの汚れカス)が油穴の奥に詰まってしまうと、いざ本来推奨の内部給油で使おうとした時に切削油剤の円滑な吐出が妨げられ、折損するリスクも高まります。それほど油穴は繊細な構造ですので、内部給油での使用時は必ず給油装置のフィルタ装着もお心がけください。

さて目玉焼きなら、“何もかけない”選択だってあるでしょう。ですが、ドリル加工でのそれは超危険行為!にあたりますので避けて下さい。

また、ドリル以外の他工具となると推奨される切削油剤のWhatとHowがそれぞれ異なるケースが当然あります。もし選定でお困りの際はお気軽にご相談ください。

K爺のイチオシ /  AD-MICRO

謹啓 新涼の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

厳しい残暑が続いておりますが、朝夕には頬をなでる風にもわずかに涼気が感じられ、季節の移ろいに秋の気配を覚える頃となりました。

さて、近頃の小爺はと申しますと、顔を見るたびに孫に泣かれておりまして、どうやら小爺の風貌も年相応に貫禄が増してきたようです。

秋の訪れを待つまでもなく、少々寂しい気分だけは人より一足早く味わっております(笑)

さて、今月のイチオシは、小径穴加工の常識を覆す、小径超硬ドリル AD-MICRO(4D・10D) でございます。小径ドリルは、

1. 工具剛性が小さく、ちょっとした負荷でポキッと折れる
2. 溝が狭いため、切りくずの排出が難しい
3. 特に外部給油での深穴加工は切りくず詰まりや溶着を起こし易い

等々、小径の穴加工でご苦労されているかたは多いのではないでしょうか。加工が不安定になりがちな、こうした小径穴加工のジレンマを解決するため、AD-MICROは精密な工夫を凝らしてございます。それでは、その特長と効能を順に見て参りましょう。

特長

1. 小径サイズにマッチした切れ刃ホーニングの採用で、耐摩耗性と耐欠損性を向上
2. 「最適シンニング」を採用、スラスト抵抗の低減と安定した切りくず分断を実現
3. 肩部の欠損を防ぐ「SEG処理」をΦ2超えに採用、トラブルの起きやすい外周コーナの欠損を防ぎ、小径の深穴加工を安定に
4. 小径工具に最適化された「KeptA(ケプタ)コーティング」の採用と高精度な寸法管理で、ドリルの直径許容差 4μm(0~-0.004mm) を実現
5. シャンク精度も h4公差(0~-0.003mm)、取付け時の振れを極限まで低減
6. 4Dタイプ・10DタイプともにΦ0.5~Φ3まで 0.01mm単位 で各251サイズ、計502アイテムの圧巻のラインナップ

効能

1. SUS304を外部給油の自動旋盤で安定加工
2. 10Dの深穴加工を外部給油で安定した長寿命
 (ア) マルテンサイト系ステンレス(SUS420J2)で900穴以上
 (イ) 合金鋼(SCM440)で1,500穴超え
 (ウ) オーステナイト系ステンレス(SUS316)で1,800穴以上
 (エ) チタン合金(Ti-6Al-4V)で1,400穴以上

詳細はこちらでご確認くださいませ。

以上、当社社内での評価試験結果でございますので、必ずしも上記の耐久を保証するものではございませんが、小径の穴加工で満足できない時に、ご検討いただけますと幸いでございます。小径超硬ドリルAD-MICRO(4D・10D)は、全502アイテムのラインナップで、狙った穴径にジャストフィットし、切りくずトラブルによる機械停止時間の削減、加工時間の短縮や消費電力の抑制、工具の長寿命化による廃棄物も削減、省資源化に貢献いたします。

本稿も、皆様のSDGsな課題解決として、また、お仕事の付加価値や生産性の向上に貢献できれば幸いでございます。

謹言

内部給油が使用できる環境であれば、オイルホール付きの姉妹品ADO-MICRO(2D~30D)も選択肢に入れていただければと存じます。また、AD-MICRO 4Dは、10Dなどのロングドリルを使用する際のガイド穴用ドリルとしても最適でございますので、ぜひセットでご活用くださいませ。

OSGお土産100選 / 日光ぷりん

OSG月刊メールマガジン「OSGお土産100選」!
日本のみならず世界各地で働くOSG社員がおすすめのお土産をご紹介します。

今回、ご紹介するお土産は、宇都宮営業所の鈴木より推薦の日光ぷりん亭さんの「日光ぷりん」です。

推薦コメント:
紹介するのは、日光の恵みをぎゅっと詰め込んだプリン専門店「日光ぷりん亭」の看板商品、「日光ぷりん」です。

日光産の豊かな原材料にこだわったこのプリンは、一口すくって口に入れた瞬間の「とろけるような滑らかさ」で本当に驚きました!

地元の新鮮な日光御養卵と栃木県産の牛乳を贅沢に使っているそうで、コクのある濃厚な味わいと優しい甘さが口いっぱいに広がります。

ほろ苦いカラメルソースとの相性も抜群で、あっという間に平らげてしまいました。

大正ロマンを感じさせるレトロで可愛らしい瓶のパッケージも魅力的です。

日光へお出かけの際の食べ歩きや、ご家族・ご友人へのお土産にもきっと喜んでいただけると思いますので、日光を訪れた際は、ぜひチェックしてみてください!


日光ぷりん亭
〒321-1403 栃木県日光市下鉢石町937-1
10:00~17:00 (季節により延長あり)
公式サイト:https://nikko-pudding.jp/
オンラインショップ:https://nikko-pudding.shop-pro.jp/

日光ぷりん

日光ぷりん

初めまして!宇都宮営業所に配属となりました鈴木です。

愛知県の西尾市生まれです。西尾市は抹茶とうなぎが有名な街です。私も学生時代の学校行事でお茶摘みを経験したことがあり、地域の特産品を身近に感じながら育ちました。

大学までの15年間、野球を続けてきました。その経験もあり、現在でも高校野球やプロ野球を観戦することが好きです。宇都宮に来てからは、関東を本拠地とするチームの試合を実際に見に行きたいと考えています。

仕事面では、現在は事務作業を通して製品知識や業務の進め方を学ぶとともに、先輩方に同行させていただいた際などで話題に挙がった製品についても、その都度調べながら勉強しております。

まずは1年目ならではのフレッシュさと積極性を大切にし、先輩方やお客様との会話を通じて知識や経験を吸収できるよう努めていきたいと考えています。

一日も早くお客様のお役に立てるように、日々の業務に真摯に向き合ってまいります。

どうぞよろしくお願いいたします!

宇都宮営業所

宇都宮営業所

OSG推しごと紹介! /  佐々木 隆成選手

社員が“推し”の魅力を語りつつ、自分の“おしごと”も紹介する「OSG推しごと紹介!」。

B.LEAGUE(B1)所属で豊橋をホームとするプロバスケットボールチーム 三遠ネオフェニックスの選手の魅力オーエスジー社員がご紹介します。今月は性能評価グループの古野が、佐々木 隆成選手の魅力を語ります。

【推し選手】
#24 佐々木 隆成

【推しポイント】
相手ディフェンスを切り裂くスピード

【推し紹介】
私の推しは佐々木選手です。日本代表PGにも選出されています。

相手ディフェンスを置き去りにするスピードはもちろんのこと、ここぞの場面で放つ正確なシュート。

「スピード」「正確性」私もこのスキルが欲しい!(仕事で) 
佐々木選手、最高です!

バスケットは選手との距離も近く、身長2m近い選手たちが目の前でプレーする姿は圧倒的迫力です。

ぜひフェニックスを一緒に応援しましょう!!

【おしごと紹介】
性能評価グループの古野です。社歴は21年になります。

主な業務は、開発試作品の性能評価やカタログ掲載用データの取得、展示会向けの動画撮影やサンプルワークの作成などです。

新製品がお客様のもとへ届く前に、その実力を徹底的に見極める“チェック役”として日々奮闘しています。

地味に見えるかもしれませんが、新製品の魅力や品質を支える重要なセクションとして、日々テスト品と向き合っています!

【三遠ネオフェニックスとは】
三遠ネオフェニックスは、B.LEAGUE(B.LEAGUE PREMIER)に所属するプロバスケットボールクラブで、【100年さきの笑顔のために】を理念に掲げ、愛知県豊橋市をホームタウンとし、愛知県東三河地域・静岡県遠州地域の2地域をつなぐ三遠地域で活動しているチームです。1965年にオーエスジー男子バスケットボール部として発足し、JBL・bjリーグ期を経て2016-17からBリーグ参入。クラブ名の「ネオ」は“新しい”を意味し、不死鳥「フェニックス」の再生と飛翔の意思を受け継いでいます。

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