メールマガジン
2026年4月号 (第241号)
- 技術の玉手箱 / なまでフワッと、焼い...
- K爺のイチオシ / A-SFT-SUS
- Short Video / Stain...
- OSGお土産100選 / 金ごまカリント...
- OSG推しごと紹介! / 津屋 一球選...

春は始まりの季節ですね。
当メルマガ読者様の中には新社会人の方もきっとおられることでしょう。
今号は初めて耳にした時に「???」となりがちな、切削工具業界における独特の言い回しをいくつかご紹介しましょう。
ささやかですが予習としてお役立ていただけますと幸いです。
ツウトメ
主にねじ用限界ゲージ(品名:LG)で使われる言い回しです。「ツウ」は通り側の「通」の音読み、
「トメ」は止り側を指しています。
国語の授業で習ったいわゆる「重箱読み」となります。
※ちなみにJIS規格(B0251)では「止まり側」ではなく、「止り側」が正式表記です(現役学生からツッコまれそう)。
用例:「トメなのにツウみたいに、めねじ奥までズルっとのぞいてしまった……」
⇒これは「止り側なのに通り側のように、(2回転を超えて)めねじの奥の方までゲージが進んでしまった」という意味になります。
これは規定された最大寸法よりもめねじが過大に仕上がってしまっている事象です。
そもそも止り側ゲージの判定方法については以下のように定められています。
従来JIS:2回転以上入らなければ合格
現行JIS:2回転を超えてねじ込まれなければ合格
このツウトメ、すなわち通り側・止り側による検査方法は限界方式と呼ばれ、ねじ以外でも例えば穴・軸の検査に用いる限界プレーンゲージ等にもみられます。
マシンタップ
タップ形状に関わる言い回しです。しばしば見聞きする割に状況によって解釈が異なる、ある意味やっかいなワードです。以下にその候補を挙げます。①ナットタップ(品名:NT)
一刃あたりの切削負荷が低減されるよう非常に長~い食付き=約30P、および逆転することなく加工済みのナットを連続してたくさん溜めていくための細長いシャンク長を備えた独特な形状となっています。ただ、ナット専用ねじ立て盤での使用が前提のため、最近は需要が減りつつあります。
②機械加工向けのタップ
単に手加工用でなく、機械加工向けの意味で使われる場合もあります。この場合はスパイラルタップ(品名:SFT)あるいはポイントタップ(品名:POT)のいずれかを指すことになります。
③ストレート溝のタップ
海外ではストレート溝(品名:MT)として、国内でいうハンドタップ(品名:HT)のことを指すケースもあります。
このように「マシンタップ」と表現されるタップは様々な種類があります。
日本では①のナットタップ(NT)を指すことが一般的でした。しかし、マシニングセンタでのタップ加工が普及し、②の意味でのマシンタップも増えつつあります。
「マシンタップ」のワードに出くわしたら、どのタップか確認することをおすすめします。
なま
なんだかジョッキでグイっと一杯やりたくなっちゃうような響きですね~。ここでは鋼材に「熱処理がされていない」の意です。一般的に熱処理を施すことで材料はより硬さが増し、組織も安定します(金型材が良い例です)。
当然ですが工具選定や条件設定にも大きく影響してきますので、もし被削材が熱処理済みの場合は硬さの具体値の確認も必要です(熱処理については「焼き」という表現を用いた、焼き入れ・焼きならし・焼きなまし等の専門用語がありますがここでは詳細説明を省きます)。
なお、そもそも熱処理をせずに使われる鋼材もあります。機械構造用圧延鋼材のSS400はその代表格で、単に「なま」という場合はたいていコレのことです。「軟鋼」と称されたりもします。
いかがでしたか?
言葉は時代を表す鏡とよくいわれますが、これら業界用語も日常会話と同じように次第に意味合いや使用頻度が変わっていくものがたくさんあります。
コミュニケーションダイヤルにおいても私たちスタッフが初めてお耳にかかる言葉の意味をお客様から教えていただくシーンもしばしばあるんですよ。
ご紹介したいネタは尽きませんがまたの機会に……。

謹啓、陽春の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
一月は行く、二月は逃げる、三月は去る…早いもので四月、桜の便りが各地から届く、心躍る季節となりました。
そんな中、先だって初めて、孫娘とファミレスへ行きました。ピカピカの小さな靴を履き張り切ってよちよち店内を歩く姿は可愛くて可愛くて……いやぁ、爺馬鹿全開の小爺でございました(^^;
しかし、小さな体に似合わぬ彼女の食欲のすごいことすごいこと(笑)そのたくましい生命力に活力をもらい、心機一転、皆様の現場に「春の嵐」ならぬ「改善の嵐」を巻き起こすお手伝いをしたいと思ったのでございます。
ということで今月のイチオシでございます。今月のイチオシは、新しい年度の始まりに相応しく、現場の「作業停滞」というストレスをスッキリ解消してくれる逸品、先月25日に発売となりました、ステンレス用スパイラルタップ A-SFT-SUSでございます 。
ステンレスのタップ加工において、皆様を最も悩ませる種といえば何でございましょう?
あの特有の粘り強さゆえに発生する「切りくずの絡みつき」ではないでしょうか 。特にスパイラルタップでの切りくずトラブルに悩むお話は枚挙に暇がございません。
切りくず絡みによるタップの欠け、折損……欠けや折損までいかなくとも切りくずが絡めば、機械を止めて手作業で除去せねばならず、自動化の妨げとなりますし……場合によっては切りくずのこすれ傷によって手直しという二度手間が……
そこでお薦めしたいステンレス用スパイラルタップA-SFT-SUS。その実力を見て参りましょう。まずは被削材SUS316のM8×1.25の止り穴加工での比較結果をご覧ください。
従来品では、500穴を加工するまでに20回も機械を止めて切りくずを除去していたのに対し、A-SFT-SUSはわずか7回 。実に65%もの削減を実現いたしました。私が申しあげるまでもなく、機械が止まらなければ、生産性は上がり、無駄な電力消費も抑えられます 。続いて、こちらもご確認いただきましょう。
同じくSUS316のM8×1.25の止まり穴加工でのタップの耐久比較でございます。従来品の498穴に対し、A-SFT-SUSは2,000穴以上、実に4倍の耐久性が確認できました。
ここで、これらの効能を生み出した『A-SFT-SUS』の仕様を確認して参りましょう。そのポイントは、以下3つでございます。
1.ステンレス加工に最適化した刃溝仕様の採用
2.切りくずの絡みつきを物理的に抑制する、最適な長さを採用したシャンク長
3.タップ専用に開発された被膜「VIコーティング」による高い耐摩耗性
詳細はこちらでご確認くださいませ。
生産性を高め、無駄な電力消費を抑え、そして長寿命でエコロジー。
A-SFT-SUSはまさに、これからの現場に求められる「省人化」と「環境配慮」を両立するタップと言えると自負するものでございます。ステンレスの止り穴のねじ加工に、少しでも不安な点がございましたら、ぜひA-SFT-SUSをお手に!
本稿も、皆様のSDGsな課題解決として、また、お仕事の付加価値や生産性の向上に貢献できれば幸いでございます。
謹言

OSG月刊メールマガジン「OSGお土産100選」!
日本のみならず世界各地で働くOSG社員がおすすめのお土産をご紹介します。
今回、ご紹介するお土産は、MOLD BRIDGE株式会社の中野推薦の「金ごまカリント饅頭」です。
推薦コメント:
今回は私の故郷である兵庫県姫路市のお土産を推薦します。
私の故郷は兵庫県姫路市、瀬戸内海沿岸に位置する美しい町です。故郷の自慢の品はたくさんありますが、中でも福壽堂本店の「金ごまカリント饅頭」は、私の心に深く刻まれた味です。
福壽堂本店の「金ごまカリント饅頭」は、外はサクサク、中はしっとりとした絶妙な食感が特徴です。香ばしい金ごまの風味が口の中に広がり、まるで故郷の温もりを感じるようです。
瀬戸内海には、明石海峡大橋や大鳴門橋など、多くの美しい橋があります。これらの橋は、土地と土地を結びつける重要な役割を果たしています。私たちMOLD BRIDGEも同様に、金型製造業界とお客様との架け橋になりたいと考えています。
MOLD BRIDGE株式会社は、技術・人材・生産性をワンストップで支援する金型製作のパートナーです。
金型を取り扱うお客様の業務改善を中心に、様々なトラブルに対するニーズに応え、最適な解決策をご提案します。
お客様からお寄せいただいたお悩みや課題についてヒアリングした上で、お客様の金型と製造工程を徹底的に分析し、原因を特定します。現在の設備を最大限に活用し、お客様に合った最適な改善方法をご提案します。
若手・新人に対して実践的で効果的なCAMオペレーター育成プログラムをご提供しています。現場のノウハウをマニュアル化し、即戦力となるスキル習得を支援し、競争力強化をサポートします。
金型製造に関する課題のヒントや、次世代の技術者を育てる方法をご紹介する無料WEBセミナーを2026年4月8日(水)に開催します。
2026年4月15日(水)~17日(金) にインテックス大阪で開催されるINTERMOLD 2026(第37回金型加工技術展)/金型展2026では工具管理DX「MONOlithbox」とあわせて、オーエスジーが提供する金型製作支援の取り組みをご紹介いたします。
小間番号6B-244にて皆様のご来場をお待ちしています。

社員が“推し”の魅力を語りつつ、自分の“おしごと”も紹介する「OSG推しごと紹介!」。
B.LEAGUE(B1)所属で豊橋をホームとするプロバスケットボールチーム 三遠ネオフェニックスの選手の魅力オーエスジー社員がご紹介します。今月はIT戦略部の原田が、津屋一球選手の魅力を語ります。
【推し紹介】
私は「箱推し」(特定選手ではなくチーム全体を推す)ではありますが、津屋選手を推してみたいと思います。
津屋選手は日本代表やデフバスケ日本代表(両耳難聴)にも選出された事もあるSG(シューティングガード)です。
ここぞ!という場面でのコーナー3や、相手エースをアグレッシブにディフェンスして攻撃の起点を断つ部分に感動を覚えます。
試合終了後にバスケットLIVE(バスケットボール専門配信サービス)向けに、ポージングを決めている部分も推せますね♪
皆様も一度、バスケットボールの試合に足を運んでみませんか?
他のプロスポーツにはない距離感で、日常と違う熱量・非日常を感じられますよ。
【おしごと紹介】
IT戦略部の原田です。
中途入社のため社歴は浅めですが、オーエスジーのシステムに携わるようになってから15年ほど経ちます。
なかなか表立ってお客様と接する機会は少ない立ち位置ですが、お客様の中には私が担当していたシステムを触る機会がある方もいらっしゃるかもしれません。
システムが安定的に使用できることはもちろんですが、少しでも効率的に業務遂行していただくための方法を模索している日々です。
【三遠ネオフェニックスとは】
三遠ネオフェニックスは、B.LEAGUE(B1)に所属するプロバスケットボールクラブで、【100年さきの笑顔のために】を理念に掲げ、愛知県豊橋市をホームタウンとし、愛知県東三河地域・静岡県遠州地域の2地域をつなぐ三遠地域で活動しているチームです。1965年にオーエスジー男子バスケットボール部として発足し、JBL・bjリーグ期を経て2016-17からBリーグ参入。クラブ名の「ネオ」は“新しい”を意味し、不死鳥「フェニックス」の再生と飛翔の意思を受け継いでいます。







