メールマガジン
2026年2月号 (第239号)
- 技術の玉手箱 / 工具寿命ご長寿バンザ...
- K爺のイチオシ / CBN-FB2
- Short Video / CBN-F...
- OSGお土産100選 / ポン・ジ・メウ
- OSG推しごと紹介! / 吉井 裕鷹選...

・毛先の広がった歯ブラシ
・ゴムがビロ~ンと伸びたパンツ
・数か月間つかいっぱなしの浄水器フィルター
・穴の開いた靴下
もうとっくに寿命なのはわかっているのに、なんとな~く先延ばしして使い続けてしまっているものって、皆さんの身近にもきっと心当たりありますよね?!
こうした日用品レベルであればよほど人様に大迷惑をかけることもないわけで、自己責任の許容範疇で済まされますが、これが切削工具となると、ちょっと話は変わってきます。
寿命ラインを超えて、切れ刃本来の機能が損なわれたまま使い続けるということは、加工中の切りくずトラブル、仕上り面品位不良、予測不能な突発的な折損……などシャレにならないリスクに直結してしまいます。
「適切に使われた」工具の摩耗は一般的に下図のように進みます。
★印が切れ刃としての性能が発揮できる限界、すなわち寿命にあたりますので、これを超える前に工具交換、あるいは再研磨すべきといえます。
ここで「適切に使われた」と表現したのは、そうではない使われ方も存在するからです。
ドリルを例にして見てみましょう。
「適切に使われた」ドリルの摩耗進行は「逃げ面摩耗」が主です。数値的にもその摩耗幅がハイスなら0.5mm、超硬なら0.3mm程度といった寿命目安があります。
「工具寿命を伸ばすにはどうすればいい?」
これはお客様からよくいただくお尋ねの一つですが、残念ながら劇的に効く不老長寿の特効薬が存在するわけではありません。
最適工具の選定、切削条件のアレンジ、周辺環境の整備など基本チェックをコツコツ積み重ね、各工具が「適切に使われ」るよう仕向けていくことが、結果として寿命を最大限に引き出せる秘訣といえるでしょう。
そして、十分な寿命が得られるということは、単に新品工具購入の頻度が減り、費用が抑えられるという目先のメリットにとどまりません。実は環境負荷を減らすという社会的な貢献にもつながっています。
資源消費を抑えられる
工具母材に使われるコバルトやタングステンなど、希少なレアメタルの過度な消費を抑制できる。廃棄物削減
突発的な折損による廃棄を減らすことで、再研磨回数が稼げるため、ムダなく“使い切る”ことができる消費電力削減
突発トラブルによる頻繁な工具交換の段取りに費やす時間が減るため、待機時間の消費電力のムダが低減できる。生産性向上
チョコ停が減り、正味の生産活動に直結する機械稼働率が向上できる。不良ワーク発生削減
おしゃか(失敗作)が減るのでワーク材自体の資源がムダになりにくい。すでに前工程までに投入してきた消費エネルギーのロスが避けられる。
皆さんがお選びいただいたその工具、切削工具として持って生まれたその使命を100%果たすべく、しっかり働いて、働いて、働きまくってもらおうではありませんか!

謹啓、余寒の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
つい先日、年が明けたばかりと思っておりましたが、暦の上ではもう立春。とはいえ、まだまだ厳しい寒さが続いております。
小爺の方はと申しますと、一歳の誕生日を過ぎた孫娘が、おぼつかない足取りながら一生懸命よちよち歩く姿に、目尻が下がりっぱなしでございます。彼女の成長は喜ばしいものでございますが、一方、時の流れの速さに置いていかれないよう必死な想いもある小爺でもございます。
今月のイチオシは、そんな時の流れに負けず、「長時間、高い精度を維持し続ける」心強い味方をご紹介いたします。2025年12月にリリースされた、2枚刃CBNボールエンドミル CBN-FB2 でございます。早速ですが、まずはカタログ、それも表紙にご注目くださいませ。
いかがでしょう?綺麗なリフレクタ金型モデルではありませんか?と自画自賛(笑)
さて、高精度な金型加工において、皆様を悩ませる「壁」といえば、以下ではないでしょうか?
1. 工具寿命が短く、仕上げの途中で工具交換が必要になる
2. 工具の摩耗によって、加工精度が不安定になる
3. 工具交換の手間により、加工能率が上がらない
こうした課題の主な要因は、やはり「工具の摩耗」にございます 。特に高硬度鋼の高速加工では、僅かな摩耗が仕上げ精度に直結してしまいます。そこで良い仕事をしてくれるのがCBN-FB2なのでございます。先にご覧いただきました表紙のリフレクタ金型モデルは、CBN-FB2で実際に加工したものでございます。被削材はELMAX(60HRC)で、約7時間30分もの長時間加工後でも、仕上げ面に変化のない良好な結果が得られております。
では、なぜCBN-FB2は高硬度材の加工において、長時間の安定加工が実現できているのでしょうか? その秘密を見てまいりましょう。
1. 耐摩耗性・耐熱性に優れたCBN焼結体
刃先の摩耗を抑え、新品の形状を長く維持するため、工具の母材には超硬合金よりも硬い、ダイヤモンドの次に硬いとされるCBN焼結体を採用いたしました。2. 摩耗による形状変化を抑える「マイクロレリーフ」
最大の特徴は、独自の「マイクロレリーフ」形状にございます。これにより、ボールR部の形状変化を最小限に抑え、高品位な加工を長時間持続させることが可能となりました。3. 徹底した高精度仕様
(ア) 優れたボールR精度:±0.003mmという極めて高い精度(イ) 超高精度シャンク:シャンク精度を-0.001mm~-0.003mmの許容差に抑えることで、工具の振れを抑えて安定した加工精度に貢献
4. 最適化されたシャンク長
高精度小型マシニングセンタや、焼ばめツーリング等の高精度ホルダの性能を引き出すため、シャンク長を最適化してございます。これにより、シャンクを切断することなく最適な突出し長さで使用でき、たわみを低減して高品位な加工を実現いたします。また、本製品はSDGsな取り組みとして再研磨にも対応してございます。
さらに、オーエスジー公式アプリ「Proカタログ」を活用いただければ、製品ラベルのコードをスキャンするだけで、その工具の検査実績値(実測径やR精度など)を瞬時に取得いただけます。爺がお届けするイチオシではございますが、デジタルを駆使した効率化も採用されているのでございます。
合わせて、CBN-FB2の製品ラベルには、補正値を入力する際の手間が省けるよう、小数点以下第三位までの「工具径実測値」が記載されております。お手元に届きましたら、ぜひ、ラベルもチェックしてみてくださいませ。
本稿も、皆様のSDGsな課題解決として、また、お仕事の付加価値や生産性の向上に貢献できれば幸いでございます。
謹言

OSG月刊メールマガジン「OSGお土産100選」!
日本のみならず世界各地で働くOSG社員がおすすめのお土産をご紹介します。
今回、ご紹介するお土産は、ブラジルにあるOSG Sulamericana de Ferramentas Ltda.の吉田推薦の「ポン・ジ・メウ」です。
推薦コメント:
ブラジルといえば、サトウキビ!
世界最大の砂糖生産国であるブラジルでは、砂糖だけでなく、バイオエタノールや蒸留酒もサトウキビから生まれます。実はブラジルでは、ガソリンとバイオエタノールのどちらでも走れる「フレックスエンジン車」が主流。
そんな砂糖が豊富なブラジルのスイーツは、とにかく甘い!この甘さに慣れると、日本のスイーツが物足りなく感じるほどです。
今回紹介するのは、ヨーロッパ移民が持ち込み、ブラジルで独自に発展したPão de Mel(ポン・ジ・メウ)。直訳すると「ハチミツパン」ですが、実際はしっとりとしたチョコレートケーキにハチミツを練り込み、さらにチョコレートでコーティングした贅沢なお菓子です。
ほんのりスパイスが効いた生地とハチミツの風味、そしてチョコレートの濃厚な味わいが絶妙なハーモニーを奏でます。
人気のバリエーションは、中にDoce de leite(ドセ・ジ・レイチ)という練乳を煮詰めたキャラメルクリームを詰めたタイプ。濃厚な甘さとクリーミーな食感が絶品です。
ブラジルと日本は地球の真裏に位置します。乗り換えを合わせて約30時間のフライトになりますので、お土産は賞味期限とスーツケースのスペースを考えて選ぶ必要があります。個包装で日持ちするポン・ジ・メウは長旅でも安心で、お土産にぴったり!ブラジルコーヒーと合わせれば、まさに至福のひとときです。
ブラジルサンパウロに本社を構えるOSG Sulamericana de Ferramentas Ltda.(以下OSF)は、2026年に設立52周年を迎えます。OSGの海外法人として、アメリカ、台湾に次いで3番目に設立されました。
ブラジルには約270万人という世界最大の日系人コミュニティがあり、これまでに築き上げたてきた「日本クオリティ」は、多くのブラジル人から信頼と称賛を集めており、「人生で一度は日本に行きたい」と言ってくれるブラジル人も多くいます。OSFでは約400名の従業員がタップを中心に、ドリル、エンドミル等の切削工具及び転造工具を製造・販売しています。
吉田は、オーエスジー株式会社(日本)に入社後、タップの製造技術やタップ・ドリルの設計を経て、メキシコのOSG Royco, S.A. de C.V.に1年半赴任し、現在はOSFでOSG製品全般の技術サポートを担当しています。OSGに入社してからポルトガル語とスペイン語の勉強をスタートし、今ではブラジルをはじめアルゼンチン、チリ、ペルーなど南米各国のユーザや販売店への技術サポートでその語学力を活かしています。
趣味はランニングで、コロナ以降さらに熱が入り、フルマラソンやハーフマラソンにも挑戦しています。サンパウロの気温は年間を通してだいたい10℃から32℃の間で推移し、湿気も少ないため、日本に比べると非常に快適といわれています。吉田はサンパウロの日本人ランニングサークルに所属し、毎週土曜日は公園で走った後に仲間とビールで乾杯。平日の仕事後にOSFのブラジル人社員と走ることも多く、仕事の疲れをランニングでリフレッシュしています。

社員が“推し”の魅力を語りつつ、自分の“おしごと”も紹介する新コーナー「OSG推しごと紹介!」がスタート。
B.LEAGUE(B1)所属で豊橋をホームとするプロバスケットボールチーム 三遠ネオフェニックスの選手の魅力オーエスジー社員がご紹介します。今月はグローバル営業部の升原玲子が、吉井裕鷹選手の魅力を語ります。
【推し選手】
#10 吉井 裕鷹
【推しポイント】
感情むき出しの熱いプレー
【推し紹介】
私の推しは吉井選手です。
吉井選手は日本代表も務めるSF(スモールフォワード)♪
2ポイントも3ポイントもばっちり決めて、さらにディフェンスでも相手を技と気迫で圧倒します!
うまくいっているときだけでなく、シュートが外れたときに悔しがる姿、これがまた推しです!
バスケットは一番身近なプロスポーツではないかと思っています。
バスケに詳しくなくても会場の演出などで十分楽しめます!
少しでも興味のある方、ぜひ三遠ネオフェニックスを一緒に応援しましょう!!
【おしごと紹介】
グローバル営業部の升原です。社歴は26年、そのうち21年をグローバル営業部で過ごしています。
勤務先は愛知県豊川市のオーエスジー本社です。
グローバル営業部の業務は海外の現地法人からの注文処理や納期管理にはじまり、海外からお客様が来日した際の対応や貿易管理など、多岐にわたります。
日々目まぐるしいですが、現地法人と日本本社の橋渡し役として邁進しています!
【三遠ネオフェニックスとは】
三遠ネオフェニックスは、B.LEAGUE(B1)に所属するプロバスケットボールクラブで、【100年さきの笑顔のために】を理念に掲げ、愛知県豊橋市をホームタウンとし、愛知県東三河地域・静岡県遠州地域の2地域をつなぐ三遠地域で活動しているチームです。1965年にオーエスジー男子バスケットボール部として発足し、JBL・bjリーグ期を経て2016-17からBリーグ参入。クラブ名の「ネオ」は“新しい”を意味し、不死鳥「フェニックス」の再生と飛翔の意思を受け継いでいます。








