━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□●●□□□●●●□□●●□□ □●□□●□●□□●□●□□●□ 月刊 OSG E-mail 倶楽部 (第54号) □●□□●□□●□□□●□□□□ □●□□●□□□●□□●□●●□ □●□□●□●□□●□●□□●□ 2010年 3月発行 □□●●□□□●●●□□●●□□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆☆☆ ━━ お待たせしました第54号、月刊 OSG E-mail倶楽部! 電子メールでお得意様にさまざまなOSG情報を毎月お届けします! こんにちは。OSGメルマガ担当の五十嵐です。 3月になると、いろいろなところで「春だなあ」と実感しますね。 日に日にあたたかくなる風、陽だまりで昼寝する猫、街を歩く女性の服の色・・・。 ふきのとうや山菜の天ぷらも美味しい季節です。 日本を北上する桜前線のニュースが聞かれるのも、もうすぐです。 山全体が薄桃色に染まるような桜も大好きですが、1本だけで咲いている桜も また別の趣があって素敵ですよね。 OSG月刊メールマガジン3月号、どうか最後までおつきあいください。 ┌── INDEX ──────────────────────────┐                                   (1)目からウロコ  技術の玉手箱 Vol.54  (2)特集(製品情報) 驚愕の高能率!メガマッスルドリル開発秘話     (3)OSG TAP & DIE, INC発  OSG Cutting News -JAN/FEB 2010- └────────────────────────────────┘ □================================================================== ■技術の玉手箱  Vol.54 ◇◆ しんちゅう ◆◇ □================================================================== 「しんちゅう、って何?」 と、たて続けに人に聞かれたので、今日のテーマはこれにしました。 しんちゅうは、漢字で書くと「真鍮」ですが、最近は表記が「真ちゅう」になっていて 真鍮で覚えた人にはピンとこないこともありますね。 材料の正式名称としては、黄銅です。 加工性が良いので、いろいろなものに使われる代表的な銅合金のひとつです。 皆さんの身近なところでは、五円玉。 金管楽器や仏具にも使われています。 「英語だと、黄銅はブラス(brass)で、青銅はブロンズ(bronze)だよ」 と教えてもらった時は、ブロンズ像を連想できた青銅しか覚えられませんでした。 ところが、最近になって 「ブラスバンドって言うだろ。金管楽器は黄銅で出来てるからブラスなんだよ」 というのを聞いて、スッキリしっかり覚えられました。 工具の選定は、それほど難しくない被削材といえるでしょう。 切れ味の良いタイプの工具が適していて、ハイスでもサクサク削れることが多いです。 ただ、銅の性質として縮小傾向があるので要注意! 特に穴ねじ加工の場合は、加工中にきしみ音がする、工具の摩耗が早い、 穴径やねじの精度が小さめに仕上がってしまう・・・といったトラブルが発生します。 「タップが摩耗しているわけじゃないのに、GPがしぶい(通り側のゲージが入りにくい)」 と感じたら、少しオーバサイズのタップを使って頂くと良い結果が得られるかもしれません。 余談ですが、「しんちゅう」と聞く度に、高校の漢文で出てきた  獅子身中の虫(しししんちゅうのむし) を思い出してしまうのは筆者だけでしょうか。 ・・・意味?気になった方は検索してみてください。一発ヒットするはずです。 □================================================================== ■特集(製品情報) ◇◆ 驚愕の高能率!メガマッスルドリル開発秘話 ◆◇                          □==================================================================  ~~メガマッスルドリル(超硬油穴付き3枚刃ドリル)への想い~~ 全世界の物作りをする人々の共通の願いである、劇的な生産性向上、 CPU(cost per unit)の削減、長寿命、加工径の安定性などの普遍的ニーズに 応えるには、3枚刃が大きな可能性を秘めていました。 しかし、従来3枚刃と言えば1溝の大きさが2枚刃と比べ狭くなるので 切りくず分断性が悪く、高能率を兼ね備えてのスティールへの応用は難しく、 アルミ、鋳物用での使用が一般的でした。 しかし、実用化が難しいからこそ敢えてスティールをターゲットに開発に挑みました。 低抵抗な工具、比較的容易に再研磨できる形状へのシフト、市場への強烈な インパクト性などを考慮して、最終形状まで進めました。 限界送り量を評価する連続試験では、「まだ送りは上げられる」、「もっといける」と 条件毎に祈りながらトライしました。 その結果、鋳物加工でドリル径の26%相当の回転当り送りを実現。 通常の2枚刃の13倍。開発者の私も驚愕の瞬間でした。 汎用性を持たせた3枚刃のドリルはOSGにとって初めての製品になりますので、 ネーミング、カタログ、ロゴマーク、ビデオ、切削試験、プレゼン資料どれをとっても 熱い想いを注入しました。 もちろん開発の途中で悩んだ点も多々あります。 そんな時は、JIMTOFなどの展示会の大きなスクリーンにメガマッスルドリルが映し出され、 プレゼンテーターの説明と画像に見入るお客様の姿を思い描き、自分の心に拍車を かけたものです。 昨年10月のMECTで大スクリーンでの製品紹介がおこなわれましたが、その時は 仕事で渡米しており夢叶わず。次の展示会で夢叶うことを期待しています。 まだ序章にしか過ぎないメガマッスルドリルシリーズ、 今後も世界に向けてラインナップの拡充をはかっていきます。 超硬油穴付き3枚刃メガマッスルドリル TRS-HO-3D/5D ▽ http://www.osg.co.jp/products/drill/000778.html □================================================================== ■OSG Cutting News ◇◆ -JAN/FEB 2010- ◆◇         □================================================================== OSG TAP & DIE, INC(アメリカ・シカゴ)が隔月に発行している『OSG Cutting News』。 その内容には、日本のメルマガ会員の方々にも役立つ情報もあるということで、 不定期ですが月刊 OSG E-mail倶楽部でもご紹介しています。 こちらには目次を、詳細は専用ページを見ていただける様にリンク先を 貼り付けておきますのでぜひご覧ください。 -CONTENTS- ・38 Years of Developments(38年の進歩)※ ・Stay in Business with Process Evaluation     ・From Muscle Cars to E-Cars   ・Engineered to Prevail ・Going after the Specials ≪Cutting News 原文PDFはこちらからご覧いただけます≫   https://www.osg.co.jp/support/club/pdf/cn_jan_feb10.pdf     ≪※印は日本語訳のあるものです。日本語訳はこちらからご覧いただけます≫   https://www.osg.co.jp/support/club/pdf/cn_jan_feb10(j).pdf -------------------------------------------------------------------- 【ご意見・ご要望はこちらまで】 OSG企画部 E-mail倶楽部担当宛 mailto:news-info@osg.co.jp -------------------------------------------------------------------- 【OSG E-mail 倶楽部の受信を希望されない方】 誠にお手数ですが、下記アドレスでご退会手続き願います。 https://www.osg.co.jp/support/club/withdrawal.php 【メールアドレス等の登録情報を変更されたい方】 誠にお手数ですが、一度退会手続きの上、再登録をお願い致します。 https://www.osg.co.jp/support/club/index.php -------------------------------------------------------------------- 【このメールはOSG E-mail倶楽部会員様に自動的にお送りしております】     このメールに対して返信しないようお願いいたします。   このメールに心当たりのない場合やご不明な点がある場合は、   mailto:news-info@osg.co.jp までご連絡ください。 ==================================================================== 発行:オーエスジー(株) 企画部 http://www.osg.co.jp/ OSG E-mail倶楽部の記事を許可なく転載することを禁じます。 copyrights(c)OSG Corporation. All rights reserved. ====================================================================