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メールマガジン

2015年5月号 (第113号)

技術の玉手箱 / 新人さんにエール

さて、冒頭の橘さんからのご挨拶にもありましたように、この時期、そうです、長いGWのお休みがあけた頃にふと襲ってくる・・・五月病。人生色々ありますよね、良い時もあれば上手く行かない時だってある!さ、気分転換に玉手箱読みながら、ストレス発散して頑張りましょう!!

今回のメルマガは、そんな気分転換に、業界用語のご紹介をしてみようと思います!!

【初級編】
・1/8 :一分(いちぶ)
・1/2 :四分(よんぶ)
 → なぜか分母8の分数にして、分子を呼びます。ちなみに、さんぶ=3/8、ろくぶ=6/8=3/4となるわけです。ユニファイやウィットねじも分数呼びなので、同じように呼ぶ方もみえます。

【中級編】
・ふくろ穴 :止まり穴を言います。
・マルH  :マルHとは一般的に焼入れされているという意味で、材料が硬くなっていると言う事になります。材料に”マルH”と記載されていたら、硬度を確認の上、工具を選定してくださいね。

【上級編】
・とんぼ :上下をひっくり返して両側から加工すること。加工が深くて、片側からだけでは難しい時などに使われるようです。    
・きさげ :金属の表面を手作業で削り上げていく匠の技術及びその工具です。機械で仕上げた加工面はぱっと見はツルツルに見ても、わずかな凹凸などがあるので、専用の工具を使って数マイクロメートルの平面度まで仕上げる、技あり!術なのです。

いかがでしたか?気分転換出来ましたか?
普段、お客様との会話の中で、又、先輩や同僚との会話の中で何気なく使われている言葉は実はこの業界の業界用語なのかもしれませんね~。ご紹介した用語は、その中のごく一部であって、まだまだ沢山あるようです。

でも、この業界用語が理解出来たり、使えたりする事で、何となく自分も仲間入り出来たような気がしませんか?ね!明日からも頑張りましょう♪♪♪

‘K爺’のイチオシ商品 / ツールプリセッタ OZT

謹啓、立夏の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。OSGの窓際の自由人、K爺でございます。このコーナーでは、モノづくりを取り巻く様々な知見とともに、OSGのイチオシ工具を紹介して参ります。皆さまのお仕事の一助となれば幸いでございます。

今月は、工具そのものでは無く、『加工品位の向上』、『工具寿命の安定・延長』など、工具の機能を最大限に活かして頂く為のイチオシでございます。

まず図1をご覧ください。エンドミルをツーリングにセットした際の振れが加工面に与える影響を測定したものでございます。振れが2μmと24μmでは、加工面粗さに大きな開きがあることが確認できます。このような品位の差が日本のモノづくりの根幹であり、グローバル競争における競争優位、差別化のひとつであろうと思えてならないK爺でございます。

【図1】 4枚刃不等分割不等リード超硬エンドミル(NEO-PHS)Φ6を用いた側面加工での比較

【図1】 4枚刃不等分割不等リード超硬エンドミル(NEO-PHS)Φ6を用いた側面加工での比較

そして、振れを抑えることは工具の耐久向上、安定化にも有効でございます。図2はボールエンドミル加工における、振れが9.8μmと21.3μmでの工具摩耗の進行を確認したデータでございます。振れの差が工具摩耗に大きく影響を与えていることが確認できます。

【図2】 2枚刃コーティング超硬ボールエンドミル(WXL-EBD)Φ6を用いた加工での比較

【図2】 2枚刃コーティング超硬ボールエンドミル(WXL-EBD)Φ6を用いた加工での比較

以上、工具の振れが加工品位や工具の耐久に大きく影響することをご確認頂きましたが、肝心なことは、如何に「振れ」を抑制するかでございます。そこで今月のイチオシ、「振れ」を簡単に測定できる、工具メーカーOSGとNO.1測定機メーカーZOLLER社 が作り上げたツールプリセッタ「OZTシリーズ」をお勧めする次第でございます。
続いて、同機の特長でございます。

ダイナミッククロスヘアによる自動認識システムが簡単で個人差のない測定を実現

ダイナミッククロスヘアによる自動認識システムが簡単で個人差のない測定を実現

1. 正確な測定を容易に実現
 ・ダイナミッククロスヘア(自動刃先認識)システムを採用し、非接触で正確な測定が可能です
 ・投影タイプと異なり、作業者による測定のバラつきがありません

2. 優れた操作性で迅速測定
 ・簡単画像システムにより操作容易、短期間のトレーニングで十分ご活用頂けます
 ・ダイナミッククロスヘアシステムとともに迅速な測定を実現します

3. 長期メンテナンス不要
 ・主要な駆動部位には、Bosch 社製の空気制御、THK 社製のガイドウェイ、
  ハイデンハイン社製のグラススケールを用い、長期メンテナンスが不要です
 ・ドイツZOLLER社製の高品質保証です

 また宣伝のようで気が進まないのですが、『選べるオプションキャンペーン』というお得なキャンペーンが2016年5月まで長期に展開されている旨お知らせ致します。詳細はこちらでご確認下さい。

 本号も、日本のモノづくりの生産性向上、競争力向上に寄与出来れば幸甚でございます。

謹言

今月のFAQ / エンドミルでのドリル加工

【Q】 2枚刃エンドミルのEDSを使ってZ方向へ穴あけ加工をする場合の条件は?

【A】 目安となりますが、
2枚刃EDSを使用する場合、1D未満の浅い穴加工であれば、
回転:そのまま、送り:1/3程度で加工を行い、
深い穴加工になる場合は、回転:70%、送り:1/3~半分程度にて切りくず排出状況を確認しながら加工下さい。

エンドミルを使ってZ方向への穴あけ加工をする場合や先端角180°のドリル加工は、専用工具「座ぐり用エンドミル」をお勧めします。

英語ワンポイント / Keep in touch

メキシコ出張した僕が帰国して数日後のお話。

帰国直後に、英語が・・・とか、ビールが・・・(ん!?)と自慢げに話した僕。
現地で海外法人社員のアミーゴと知り合い「日本に来たらウナジュウを食べさせてあげるよ!」と約束をしました。

数日後、早速、アミーゴからメールが届きました。「しまったっ!英語だ!」と言いつつも、ちょっと嬉しい僕でしたが、視線が一ヶ所で止まってしまいました。

その言葉は「keep in touch」。直訳すると、タッチ(触ったまま)でいようね??えっ!?アミーゴ(男)から僕へまさかの愛の告白!?一度しか会ってないのに積極的じゃない!?ドキドキしながら、僕の英語の師匠、帰国子女のさらちゃんへ助けを求めました。すると彼女は「これは決まり文句よ」とにっこり。

一言で言ってしまえば「また連絡するね!」だったり「またね」・・・だったり。タッチはボディタッチのことではなく、連絡を取り合える状況にいようね、ということだそう。「give me an email!」とか「send me an email」とかでもいいような気もするけれど、圧倒的に「keep in touch」が決まり文句なのよ!と。なるほど~。

ちなみに、これはメールや手紙だけではなくて、引っ越ししてしまう友人との涙涙の別れ際や、長い夏休み前の終業式でも使われるそうですよ。

まだまだ英語慣れしていない僕ですが、皆さんと一緒に学べたら光栄です。

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